人生の目的をたった一言で表すと?

どうも 甲本です。

さて、今回はある女性起業家をコンサルしていた時に
気付かされた事をシェアしたいと思います。

前回の記事

「人生とは何のためにあるのか?」

について僕なりの答えを示します、
と予告していましたが
そこにも通じるお話です。


その女性起業家の方は
ご自身でビジネスを始められて約4年ほどで、
容姿も綺麗だし、まだ30代前半だし、
行動力も非常におありなんですが、

いかんせんビジネスというものの
仕組み化ができていないので
お金の面ではまだまだ四苦八苦されておられます。

そこで、僕がWebを使った集客やブランディングの仕組みから
実際に売上が発生するまでの流れを整えるお手伝いを
させていただいているわけですね。


で、その女性と話していた時に
彼女が言った一言が僕の中では
ものすごく引っ掛かりました。

それが

「私はお金と仕事は手段だと思っているんですよー」

というものです。


なぜ僕はこの言葉が引っ掛かったのか?

お金が手段だというのはわかります。

何かしらのサービスを受けるため、
欲しいものを手に入れるため、
豊かな生活をするため、

そのための手段としてお金というものが
必要だというのは至極当然のことです。


けど、仕事も手段なの?

と思ってしまったわけですね。


例えば、今から5年間だけ猛烈に働いて
それで一生分を稼いでしまって
あとはのんびり趣味でもしながら暮らすのが目標です、
というような人においてはそうかもしれません。

しかし、彼女の場合は

生活するためにはお金がいる、
お金を手にするには働かなければいけない、
だから仕事をしている、

というニュアンスに聞こえたんですね。


これが僕には悲しかった。

「あー、この人は今、忙しくはしているけど
 充実はしていないんだろうなー」

と。


僕の中では「仕事」と「作業」は別物です。

「作業」とは、決められた手順に沿って
上司や顧客の要望を満たすために行う活動のことです。

それに対して「仕事」とは、

“価値と理念を相手に伝える活動の事”

です。

「仕事」を全うするために
「作業」が必要なことは多々ありますが、
逆はありません。


例えば、ここに1軒のカフェがあるとしましょう。

そのカフェが提供したい価値と理念は
「安らぎ」と「癒やし」だとします。

だとすれば、お店で売っているものは
コーヒーやケーキかもしれませんが、
お店を出る時までにお客さんが感じたものは
「安らぎ」と「癒やし」でなければいけません。


そして、それを実現するために
コーヒーを淹れて出す、ケーキを手作りする、
というような作業が発生するし、

店内には落ち着くデザインのインテリアがあり、
歓迎の意味を込めた笑顔の挨拶があり、
くつろげるソファー、居心地のいい室温やBGM、などなど
があるわけです。

わかりますでしょうか?

このカフェにとって、「安らぎ」と「癒やし」という価値を
提供するのが仕事であり、そのためには作業が必要になるということです。


「仕事」には喜びがあり、成長があり、充実感があります。

そうなると、「仕事」は手段なんかではなく
“目的”になるはずなんですね。

仕事が楽しくてしょうがない。

仕事をしている時は「生きている」という実感を得られる。


しかし、「作業」だけを毎日毎日こなしていると
人は次第に気力を失っていってしまいます。

食っていくためだけに
仕方なくやっているのだから当然です。


が、残念ながら実際には多くの人が
作業だけをこなす毎日の中にいるのではないでしょうか?

「あー・・・ 明日からまた仕事か・・・」

と言っている人達は
完全に仕事が作業になっていて、
下手をすると人生も作業になってしまっています。

作業、作業、作業。

生きるということそのものが作業。

そんな人生は悲しいですよね?


僕が思うに、

“人生の目的とは、幸せという感覚を少しでも長く感じる事”

じゃないかなと。

スポーツや格闘技で上を目指すのも、
懸命に女性を口説くのも、
金持ちになろうと努力するのも、
誰かを助けるためにがんばるのも、

全ては「幸せ」という感覚が欲しいからですよね。

それをすればもっともっと幸せを感じられると
思っているからですよね。

「幸せ」というのは生きるためのエネルギーでもあり、
生きる目的そのものでもあります。


だとしたら、ほとんどの人にとっては
働いている時間が一番人生の中で長いんだから

「仕事」=「幸せ」

の図式を成り立たせてさえしまえば、
もはや人生の勝者と言えるんじゃないかと。


うちの便利屋に最近入社したTさんという従業員がいるんですが、
彼は数年前まで大手自動車メーカーで
整備士として働いていました。

結構上のポジションまでいってて
ボーナスも相当な額をもらっていたそうです。

しかし、Tさんは「つまらなくなった」という理由で
その会社を辞めます。

仕事が作業になってしまっていたんですね。

ところが、うちに入社してすぐに入ってもらったのが
前回の記事でもお伝えした
居酒屋をデイサービスに改装する工事の現場です。

無茶苦茶な納期だったため
僕も自ら現場に出て泊まり込みで仕事をしました。

そこで、彼は入社してまだ間もないにも関わらず
40時間以上ぶっ続けで仕事をしたんですね。

言っておきますが、僕は一切
長時間労働を強要していませんよ!

だとしたら完全に労働基準法に違反しているので(笑)

彼は自分の意志で明けても暮れても
黙々と仕事をしてくれていたんです。

「何でそんなにがんばるんですか?
 あとは僕がやっておくので先に帰ってもらっていいですよ」

と言っても

「いやー、めっちゃ楽しいんで!」

と笑いながら返してくれます。


うちの便利屋で行っている改装工事という作業が
Tさんにとっては寝ずにやりたいくらい夢中になれる仕事だった
ということなんでしょうね。

たまの休みの日にも趣味の釣りに熱中しているようで、

「今度社長におれが釣ったアジを持ってきますよ♪」

とか言ってくれているので、
たぶん今Tさんはめちゃめちゃ充実した人生を
送れているんじゃないかなと思います。


そんなわけでもう一度結論を言うと

“人生の目的とは、幸せという感覚を少しでも長く感じる事”

というのが、今回一番伝えたかった事です。


さて、この記事を読んで
どう感じましたか?


この話が今一度しっかりと自分と向き合う
キッカケになったらいいなと思います。

次回は

「幸せとお金」

というテーマで少し話したいと思います。

お楽しみに。


ではでは

今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。


甲本


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